【解説】ゲーミングマウスとはなにか?違いと選び方【2019年】
ゲーミングマウスとは?を解説します!
「ゲーミングマウス」という言葉を聞いたことがあっても、それが実際には何を示すのか、よくわからない。
そんな意見を以前Twitterで頂いたので、ゲーミングマウスについて説明していきます。
ゲーミングマウスは、名乗ってしまえば何でもなっていまいます。
というのもゲーム向け、と言っているだけの物もあり、性能に関して基準はないのです。
この記事でザックリと「ゲーミングマウスとは」と知ることができれば正しいマウスの選び方をすることができるでしょう。
実際、私の周りにも「無名のメーカーをAmazonで購入していまい後悔した」という人がおり、こちらの記事を書いたという経緯があります。
もしわからない点がありましたら、Twitter@GTXTiTanX までDMをいただければ相談を受付いたします。お気軽にご連絡ください!
(もちろん、その他PC関連の些細な事でも構いません!)
- ゲーミングマウスとは?を解説します!
- だいたいこれがゲーミングマウス
- 持ち方別おすすめマウスとその理由
- ビジネスでも使えます!
- 主なゲーミングマウスを出しているメーカー
- 他にもこんなゲーミングデバイスがあります
だいたいこれがゲーミングマウス
はじめにザックリと説明しますと、以下の3つの条件を満たしていれば、ゲーミングマウスと言えるでしょう。
- センサー
- スイッチ
- 耐久性
が高性能なものをゲーミングマウスと呼んで良いでしょう。
Amazonでよく見かける、1000円ぐらいでピカピカ光っているマウスは、この中でセンサー性能や耐久性に難があるものが多いようです(一概にはいえませんが!)。
ここからはこの3点について詳しく説明していきます。
ポイント①センサー
ゲームでは、マウスを移動させた距離に対して正確にカーソルが動くことが要求されます。
FPSであれば敵を狙わなければなりませんし、LoLやDota2だったら密集した中から正確に1つの対象を選ぶ必要があります。
そのため普通のマウスと違い、センサーのスペックが高くなっています。
主に比較して強化されている点は以下の通り。
- ポーリングレート(1秒あたりのPCへの位置データ伝達回数 [ hz ] )
- リフト・オブ・ディスタンス(床面に対する反応距離の限界 [ mm ] )
- 最大トラッキング速度(センサーが感知できる速度の限界 [ IPS , inch / sec] )
- 最大加速度(0から最高速度までの到達速度 [ G ] )
- フレームレート (1秒間に床面を撮影する回数 [fps , frames / sec] )
- 解像度(実際の移動1インチあたりのPC移動量=ドット数 [ DPI , dot / inch ])
と、6つほどの要素があります。
最大加速度など、理系の単語が出てくるのでわかりづらいですが、比較する必要がないほど高性能なため、深く考えなくても良い点です。
余談ですが・・・
Razer社のRazer 5G Sensor が 「最大加速度 5G」 という値を公称しています。
Gというのは、よくジェットコースターやモーターレースで「Gがかかっています!」といわれているあれです。
ジェット戦闘機が1Gという紹介がRazer社のWebサイトにあるとおり、5Gというのはとんでもない速さ。
つまり人間には到底出せないので深く考えずともいい、という訳です。
ポイント②スイッチ
ゲーミングマウスには、右、左、ホイールの他に、サイドボタンが備わっているものが主流です。
Logicool G300Srは特徴的で、合計9つのボタンに固有の設定ができます。
▲Logicool公式サイトより。指の脇にたくさんのボタンがある
特にバトルロワイヤル系のゲームではキーボード操作が複雑になるため、ボタンが多いことはメリットになります。
一般的には左右に2つずつ、または親指側に2つといったパターンが多いです。
マウスを選ぶ際には自分の用途にあわせて決める必要があります。
主にスイッチはオムロン社製の物が比較的多く、日本の大手メーカーだけあって安心感が高いです。
また、専用のソフトを使うことでキー入力だけでなく、Enterやスペースを割り当てることも可能です。
ポイント③耐久性・サポート
耐久性は、コストパフォマンスに直結する要素で、毎日何時間も使われる物ならではの比較点です。
前述のとおり、センサーやスイッチなど、電子部品が複雑に構成されており、消耗については各社さまざまな対応を行っています。
耐久性をアピールしたり、交換・修理が手厚いことをアピールしています。
例)「5000万回のクリック試験に耐えた」「2年の交換保証」など
選ぶ際には、この項目をチェックしておくと後々お得かもしれません。
ただ、そもそも有名メーカーならソコソコの耐久仕様を出しているはずなので過度な不安はいりません。
実際、私の使用している ZOWIE FK2 は4年使用してスイッチのヘタリ程度で、目立った故障はなしです。
また、有線・無線どちらでもゲーミングマウスは存在していて、LogicoolのG703やG903、PRO Wireless Gaming Mouse は無線でありながら有線よりも応答速度が早い、という特徴を持ち合わせています。
持ち方別おすすめマウスとその理由
ゲーミングマウスは1つが万能、というわけでは無く、形状などの特徴から別れます。
ここでは持ち方ごとにマウスを選ぶことができる、という観点から紹介します。
ただ、持ち方やサイズに関しては、店頭にて実際に掴むことが重要です。
ガッツリ掴むタイプ
Razer DeathAdder や Logicool G703のように手全体で掴むマウスは手が大きい人やセンシ(ゲーム内感度)が低い人、手首を振って操作する人にオススメです。
つまんで指先で動かすタイプ
指先でマウスをつまみ、力を抜いて持つ人には、ZOWIE FK2やLogicool PRO Wireless Gaming Mouseのように軽く低めのマウスがオススメです。
マウスがフィットしに来い派のタイプ
特に持ち方にこだわらず、持った瞬間フィットしてほしい人には、Logicool G300SrやRazer Lancehead Tournament Edition、SteelSeries Rival 710といったクビレがあるマウスがオススメです。
ビジネスでも使えます!
ゲーミングマウスというだけあって、ゲームでの使用を想定しがちですが、マウスを使用する業務での作業効率UPを見込む事もできます。
エクセル等で正確な操作が可能になったり、長時間の作業でも疲れづらい人工工学設計など、魅力が多いです。
主なゲーミングマウスを出しているメーカー
ゲーミングマウスはデバイスの中でも王道なので多くのメーカーが出しています。
以下にはメーカー名ではなく、便宜上ブランド名を記載します。
(ブランド名クリックで販売ページに飛びます)
都市圏の電気店やPCショップにて取扱いがあるものがほとんど。
特に上の方に記載されているメーカーは比較的地方のショップにもあるので、ぜひ店頭で触ってみることをおすすめします。
PCショップをまとめたこちらの記事に記載されている所はほとんどゲーミングマウスを置いているので近くのショップを探してみると良いでしょう。
他にもこんなゲーミングデバイスがあります
マウスのほか、キーボード、マウスパッド、モニターなどなどゲーミングデバイスはたくさんあるので、随時追加していきます。
ゲーミングPCについてはこちらで紹介しております。